©千代田線プロジェクト 第1話の補足・解説
© 何すかこの企画
千代田線を中心とした東京9号線のお話。
脳内構成は3話まであります。が、今年は「3.26ダイヤ改正」の2話で終了です。
3話は「10両編成」ネタなので、2~3年後とか、そのへんです…たぶん。
では、第1話の解説をば。
© 今ある交通機関がでは間に合わなくなることは、目に見えていたのです。
千代田線・東京9号線がつくられることになった理由がまさにこれ。
もっと深く掘り下げると、東京の人口増加によって
国鉄や小田急もそうですが、当時あちこちにあった路面電車でも限界。
営団の路線でも銀座線・丸ノ内線だけでは限界があったというわけです(この2路線は車体短いですし、電化方式も私鉄やJRとは違うので直通運転するには不便)。
© ”東京8号線„計画
これは、1962年の答申(=都市交通審議会答申第6号)の中で触れられたものです
この答申、どういうものかわかりやすくいうと
通勤通学客で混雑がヤバイから
・東京2号線(→日比谷線)
・東京4号線(→丸ノ内線など)
・東京5号線(→東西線)
・東京8号線(→千代田線など)をつくろうぜ?というものです。
動画では、このうちの8号線に触れた部分を「”東京8号線„計画」という表現を用いてご紹介しました。
ちなみに、この「”東京8号線„計画」→後の東京9号線の特徴は
●日比谷線だけで北千住方面→霞ケ関を捌けそうになかったのを見越していた
日比谷線も千代田線も、北千住と霞ケ関を結んでいます。
日比谷線は18m車体8両編成(→20m車体でも7両編成が限界)の電車が上野・銀座などを通るわけで、しかも東武線と直通しているとなると これでは輸送力不足なので
じゃあ千代田線にバイパスの役割を果たしてもらおう!となったのです。
●喜多見方面~代々木上原~綾瀬~松戸方面という路線設定
計画した時期は、都心というよりかは都心からちょっと外れたところ(小田急沿線・常磐線沿線)の人口が増え始めたころで、これを見越した計画であろうかと思います。
© 東京9号線を巡る各社の思惑とは…
営団の思惑には動画ではあまり触れていませんでしたが、簡潔にいうと
営団<銀座線・丸ノ内線・日比谷線だけじゃまわせないので路線増やしたい。
国鉄小田急<列車パンパンなんで複々線化したい。あと利便性も高めたい。
ということなんです。
その他、常磐線と並行している綾瀬~北千住がなぜ国鉄じゃなくて営団扱いなのか…とかの話もありますが、こちらは他者様の動画を見ればお分かり頂けるだろうと思いますので省略。
© ところで、なんで動画内に103系1000番台出てこないんですか
なかなかいいのがなくて…(いろんな意味で)
第2話はダイヤ改正以後になります。3.26ダイヤ改正「小田急・JR車の3社直通運転」や「小田急多摩線直通」それに繋がる動きについてが中心です。ではノシ