2022西九州鉄道旅 - part.8の解説
投稿間隔がかなり開きましたが、今回から2日目。博多長崎間3往復目の旅の始まりです。
では解説。
●朝の博多駅
駅前のホテルを7時半ごろに出まして、さっそくホームへ。
なにやら人が集まっています。見てみると、「かささぎ」号の出発式が始まるじゃないですか。
「かささぎ」は、佐賀県のビジネス客向けの特急として設定され、肥前山口から改称した江北駅~肥前鹿島間では、開業後3年間、博多を結ぶ特急を上下計14本を、この「かささぎ」によって維持することにしています。
かささぎの一番列車となる101号が定刻通り出発していきます。
●博多8:10発 特急リレーかもめ9号/武雄温泉行き(JR九州787系 ミフBm-6)
その後やってきたのがこのリレーかもめ号。駅や車両の行き先表示は長崎行きとなっていますが、長崎へ行くには、実際は武雄温泉止まりで、そこから新幹線に乗る必要があります。
JR九州は、連絡する新幹線列車(リレーかもめ9号の場合、武雄温泉でかもめ9号と接続)の行き先を表示しています。「西九州鉄道旅」動画シリーズでは、リレーかもめ号本来の行き先をテロップで表示します。
博多から江北までは前日までの「かもめ」と同じです。2023年4月に弥生時代後期の有力者とみられる墓の一部が出土した吉野ケ里遺跡のそばも通過していきます。
この列車は江北通過。
江北停車の「かささぎ101号」が前を走っているため、リレーかもめ9号に関しては江北に停めず速達性を確保しようという狙いがあるとみられます。江北駅の1日平均乗車人員は1000人強で、ほとんどが乗り換え客だとされています。
江北から先は佐世保線を走ります。
●武雄温泉9:19発 西九州新幹線かもめ9号/長崎行き(JR九州N700S Y4)
さぁ、西九州新幹線と初めての対面です。
自由席は4~6号車。
目の前は5号車でしたが、その5号車は混雑で車内にすら入れませんので、少し移動して6号車へ。開業初日の早い時間なので仕方なし。
それと、気になったのが乗り換え時間が3分しかない。開業したばかりの一時的な状況とはいえ遅延の原因にならないか?と思いましたが、時間がたつにつれて遅延が増大していきました。
次の嬉野温泉駅までは6分。新幹線にとしては駅間が短いですね。
この6分間は車内アナウンスが流れっぱなしでした。
●嬉野温泉9:25着
9月23日に開業した新駅で「かもめ」の緩行タイプが停車します。
現在の嬉野市内には1931年まで「肥前電気鉄道」などが走っていましたが、それ以来91年ぶりに鉄道が嬉野にやってきました。それまで嬉野市は佐賀県10市で唯一鉄道が通っていませんでした。
肥前電気鉄道…嬉野から東にのびていた路線で、他社線に接続して鹿島市に行くこともできました。
撮影当時も周辺の建物が一部建設中でした。
温泉の玄関口として観光客の来訪が期待されていますが、嬉野温泉駅は温泉街から少し離れています。バスも出ていますが徒歩だと30分かかります。
Mission6は「嬉野温泉を楽しめ!」ということで、温泉につかりました。長い徒歩の疲れも吹っ飛びますね。
嬉野温泉駅に戻り通過する″速達タイプのかもめ″を撮影。
最高速度は260km/hです。
次回も西九州新幹線の旅が続きます。ではノシ