2022西九州鉄道旅 - part.10最終回の解説

ついに今回で最終回となった「西九州鉄道旅」。長崎から博多まで戻ります。

では解説


●長崎15:14発 かもめ86号/武雄温泉行きJR九州N700S Y4

※こちらの写真は「かもめ36号」です。

予定なら「かもめ36号」に乗る予定を立てていたのですが、ホームについた時点でデッキまで人があふれていました。車窓を撮影できないうえ、新型コロナウイルス対策の観点から立ち席は望ましくないと判断し、後続の「かもめ86号」にしました。

無事、窓側座席にありつけました。

車窓が楽しみにくい新幹線ですが、新大村駅付近ではちらっと大村湾が見えます。

大村駅を過ぎると大村車両基地が姿を見せます。車両の姿はありません。

もともと西九州新幹線用のN700Sが4編成しかないので、おそらくみんなで払っているのでしょう。

付近を通る大村線には「大村車両基地駅」ができました。

 

30分で終点は短いですね…


●武雄温泉15:44着

10・11番線ホームに到着しました。

西九州新幹線は11番線を使用しています。12番線も存在しますが基本的に使われません。

10番線はリレーかもめの発着ホームで、新幹線と対面接続します。

新幹線が博多方面に延伸するまでは、この“リレー方式”による運転が続きます。

武雄温泉駅から東に10分ほど歩くと、途切れた新幹線の歩道橋があります。

ここから先へ新幹線が伸びる見通しはたっていません。ルートが決まっていないのです。

動画投稿時点で検討されているルートは

佐賀駅を通る

佐賀駅より北を通る

佐賀市中心部から南、佐賀空港を通るルート

新幹線用と在来線用で違う軌間を変えながら走る「フリーゲージトレイン」の開発が中止された中で、国やJR、与党がフル規格での整備を推す一方、佐賀県は費用対効果を疑問視し反対しています。


●武雄温泉16:42発 特急みどり・ハウステンボス42号/博多行き(JR九州783系 ミフCm-11+ミフCm-22)

江北駅まで特急を使います。「みどり」と「ハウステンボス」を連結した編成ですが、「ハウステンボス」は前日に乗ったので今回は「みどり」の方に乗車しました。

理由はわかりませんが、単線区間で対向の普通列車が遅れたあおりを受けて、みどり42号も5分遅れになりました。武雄温泉~江北間は新幹線開業に向けて一部が複線化されましたが、単線区間が残るとどうしても遅延が発生しやすくなります。


●江北17:02着

肥前山口駅から改称した江北駅に到着。

さっそく「青い気動車」がお目見えです。

経費削減のためこの日から長崎本線肥前浜~長崎間の電化設備が廃止となり、これまでの817系が使用できなくなりました。そこで、熊本や大分にいたキハ47形が集められ、塗装の変更などが施されたうえで長崎本線に転用されました。

車庫の関係で、佐世保線でも使用されています。

「かささぎ」の映像は駅の北口付近に完成したコンテナショップの展望デッキから撮影しました。展望デッキは無料で上ることができます。


江北17:52発 長崎本線普通/福間行きJR九州811系 ミフPm-15

811系。リニューアルしていない車両は数を減らしています。

1時間でこんなに暗くなりました。


新鳥栖18:42着

黄色で囲っているところにご注目。高架橋が少し飛び出して、飛び出ているように見えます。新鳥栖駅で西九州新幹線と接続する計画が決まれば、ここから高架橋が延伸され、西九州新幹線の一部となる可能性があります。

ただし、前述の佐賀空港ルートで計画が進む場合、分岐点が筑後船小屋になる可能性が高いとみられ、この“飛び出た部分”が活用されるかは不透明です。


新鳥栖19:30発 さくら570号/新大阪行きJR西日本N700系 S10)


●博多19:42着

ついに「西九州鉄道旅」が完結いたしました。

「鉄道×コロナ」の制作が長期化し、うp主の多忙もあり2023年大みそかまで投稿をひっぱることになりました。お待たせした方々におわび申し上げます。

次回作もよろしくお願いいたします。

 

2022西九州鉄道旅 - part.9の解説

Part.9は嬉野温泉を出発するところからスタート。

西九州新幹線の全駅に降りることを目指すMission5が発動中。1駅ずつ進んでクリアを目指します。

では解説。


嬉野温泉 定刻12:05発(3分遅れ) かもめ21号/長崎行き(JR九州N700S Y2)

かもめ21号は始発駅の武雄温泉からかなりの混雑となっていて、デッキに入るのがやっと。乗降にも時間がかかり、遅延が拡大しました。

ただ、西九州新幹線は駅間距離が短く新大村までの乗車時間が8分なので、東海道新幹線で立ち席になるよりはかなり楽です。


●新大村12:20着(定刻より7分遅れ)

新幹線開業でこの日オープンした新大村駅大村線の駅も同日に開業しました。

駅前のモニュメントは大村市章をモチーフにしていて、輪の中に「大」の字になって立つのが正しいのだそう。

ここでも開業記念イベントが行われ、大盛況。

駅周辺にはイベント施設やマンションなどが建設されることになっています。

長崎空港にも近い新大村駅周辺。更なる発展が期待されますね。


●新大村12:45発 大村線 普通/諫早行き(JR九州YC1系 YC1-214+1214)

大村線はかつて「長崎本線」の一部として博多・佐賀方面と長崎を結ぶメインルートの役割を果たしていましたが、佐世保・大村経由は遠回りになってしまうというデメリットがあり、1934年(昭和9年)に現在の有明海沿いを走るルートが開業して以降は地域輸送がメインとなっています。

現在の主力車両はYC1系。国鉄型車両などを置き換えました。

大村駅の隣、諏訪駅を過ぎたところで西九州新幹線の線路が離れていきます。

大村~岩松間。大村湾が見えてきました。鈴田川の河口付近です。


諫早13:03着

諫早駅の在来線ホームにはYC1系しかいません。有明海ルートを経由する”電車„はこの前日を最後になくなりました。

特急の定期運行もなくなり、自由席特急券の券売機は使用停止となりました。

在来線の方は寂しくなりましたが、駅舎は新幹線開業に伴い改築され、きれいでおおきな駅になりました。

駅構内でイベントも開催されていました。うp主は見ていませんが、一日駅長として元体操選手の内村航平さんが来ていたそうです。

一方、新幹線が開業した諫早駅。カフェから車両が見えます。


諫早13:40発 かもめ83号/長崎行きJR九州N700S Y2)

赤いかもめ号の登場です。

新幹線かもめ号は停車駅パターンによって色が変わるようになっていて、各駅停車は、通過駅があると黄色になるとのことです。

かもめ83号は嬉野温泉・新大村を通過して諫早まで来ました。

今回は指定席に乗車。2+2列のシートで、2+3列の自由席と比べて広々としていて快適でした。自由席が2+3列で指定席が2+2列なのは九州新幹線と同じですね。


●長崎13:48着

この旅で3回目の長崎到着です。

新幹線のホームが開業すると駅構内が広く感じますね。以前長崎駅に来たときは旧駅舎で、ホームが広いはずなのに暗くてすこし狭く感じたので…

在来線ホームに「ふたつ星4047」が停車していました。

「ふたつ星4047」は、令和2年7月豪雨の影響で一部区間が長期間不通となっている肥薩線の観光列車「はやとの風」と「いさぶろう・しんぺい(の予備車)」を改造したもので、2022年9月23日から運行が始まりました。

日本三大車窓のひとつ“矢岳越え”ももう一回行きたいのですが、新型コロナの影響もあるので復活は厳しいのでしょうか…。

長崎駅イベントが行われていましたが、雨が強まっていましたのでささっと退散することにしました。

 

さて、最後の博多への移動となります。

次回が最終回となります。では。

2022西九州鉄道旅 - part.8の解説

投稿間隔がかなり開きましたが、今回から2日目。博多長崎間3往復目の旅の始まりです。

では解説。


●朝の博多駅

駅前のホテルを7時半ごろに出まして、さっそくホームへ。

なにやら人が集まっています。見てみると、「かささぎ」号の出発式が始まるじゃないですか。

「かささぎ」は、佐賀県のビジネス客向けの特急として設定され、肥前山口から改称した江北駅肥前鹿島間では、開業後3年間、博多を結ぶ特急を上下計14本を、この「かささぎ」によって維持することにしています。

かささぎの一番列車となる101号が定刻通り出発していきます。


●博多8:10発 特急リレーかもめ9号/武雄温泉行き(JR九州787系 ミフBm-6

その後やってきたのがこのリレーかもめ号。駅や車両の行き先表示は長崎行きとなっていますが、長崎へ行くには、実際は武雄温泉止まりで、そこから新幹線に乗る必要があります。

JR九州は、連絡する新幹線列車(リレーかもめ9号の場合、武雄温泉でかもめ9号と接続)の行き先を表示しています。「西九州鉄道旅」動画シリーズでは、リレーかもめ号本来の行き先をテロップで表示します。

 

博多から江北までは前日までの「かもめ」と同じです。2023年4月に弥生時代後期の有力者とみられる墓の一部が出土した吉野ケ里遺跡のそばも通過していきます。

 

この列車は江北通過。

江北停車の「かささぎ101号」が前を走っているため、リレーかもめ9号に関しては江北に停めず速達性を確保しようという狙いがあるとみられます。江北駅の1日平均乗車人員は1000人強で、ほとんどが乗り換え客だとされています。

江北から先は佐世保線を走ります。

豆知識ですが、佐世保線はかつて長崎本線の一部でした。


●武雄温泉9:19発 西九州新幹線かもめ9号/長崎行き(JR九州N700S Y4)

さぁ、西九州新幹線と初めての対面です。

自由席は4~6号車。

目の前は5号車でしたが、その5号車は混雑で車内にすら入れませんので、少し移動して6号車へ。開業初日の早い時間なので仕方なし。

 

それと、気になったのが乗り換え時間が3分しかない。開業したばかりの一時的な状況とはいえ遅延の原因にならないか?と思いましたが、時間がたつにつれて遅延が増大していきました。

次の嬉野温泉駅までは6分。新幹線にとしては駅間が短いですね。

この6分間は車内アナウンスが流れっぱなしでした。


嬉野温泉9:25着

9月23日に開業した新駅で「かもめ」の緩行タイプが停車します。

現在の嬉野市内には1931年まで「肥前電気鉄道」などが走っていましたが、それ以来91年ぶりに鉄道が嬉野にやってきました。それまで嬉野市佐賀県10市で唯一鉄道が通っていませんでした。

肥前電気鉄道…嬉野から東にのびていた路線で、他社線に接続して鹿島市に行くこともできました。

撮影当時も周辺の建物が一部建設中でした。

温泉の玄関口として観光客の来訪が期待されていますが、嬉野温泉駅は温泉街から少し離れています。バスも出ていますが徒歩だと30分かかります。

 

Mission6は「嬉野温泉を楽しめ!」ということで、温泉につかりました。長い徒歩の疲れも吹っ飛びますね。

嬉野温泉駅に戻り通過する″速達タイプのかもめ″を撮影。

最高速度は260km/hです。

次回も西九州新幹線の旅が続きます。ではノシ

2022西九州鉄道旅 - part.7の解説

1日目最大のハイライトがやってきました!では解説。


●長崎21:37発 特急かもめ48号/博多行き(JR九州787系 ミフBm-8)

これが最後のはばたき。特急かもめの上りラストランです。

多くの鉄道ファンや観光客、そしてマスコミも長崎駅に集結しました。列車は定刻通りに出発です。

長崎駅出発時点では座席が確保できなかったため、デッキで発車の瞬間を迎えました。

最初の停車駅は浦上。ここにも別れを惜しむ鉄道ファンがたくさん。

かもめ48号は、トンネルの多い新線を経由して諫早駅へと向かいます。

そしてうp主、諫早駅に到着する直前に8号車の座席を確保!!!

最後のにぎわいが間近で撮影できました。

諫早駅を出ると、次の停車駅・肥前鹿島まで諫早湾有明海沿いを高速でひた走ります。

“特急街道”の長崎本線ですが、この日を最後に諫早湾有明海沿いを通る定期の特急列車はすべてなくなりました。ダイヤ改正後は非電化となるうえ、基本的には普通列車しか走りません。一気にローカル線の様相となりました。

肥前鹿島駅は長崎方面の定期の特急が消滅。博多方面の特急も少なくなりました。鹿島市民と鹿島市で働く人たちに大きな影響が出るダイヤ改正となったのです。

「かもめ」の廃止は鹿島市民にとってはショックが大きかったようで、肥前浜駅では下りのラストランに合わせて花火が上がったそうです。

肥前山口駅

この日何度も通りましたが、これで”肥前山口“と本当にお別れです。

ちなみに、「かもめ」「みどり」などが通る肥前山口鳥栖間は、JR特急利用者数ランキングでトップ5以上に入ります。

佐賀で通勤客がたくさん乗ってきました。

 

長崎本線鳥栖駅でおしまい。ラストスパートです。

今回は2台のカメラ(一眼レフ、GoPro)を使って撮影しましたが、どちらもバッテリー残量が少なくなってきました。

国鉄民営化を経て、昭和・平成・令和と駆け抜けた特急「かもめ」。

485系787系885系などと、車両の置き換えを経て、多くのビジネス客や観光客を乗せて駆け抜けた46年が、終わろうとしています。


●博多23:44着

少し遅れて運行するかなーと思ってたら、なんとダイヤ通りの運行をしてくれました。すばらしいラストランでした。ありがとう。

23:56。博多駅のホームから787系が去りました。

 

去ったと同時に、カメラのバッテリーが2台とも切れました…

ぎりぎりセーフ。

 

翌日。西九州新幹線

かもめはさらに速く、高く羽ばたきます・・・・

次回につづく。ノシ

2022西九州鉄道旅 - part.6の解説

西九州鉄道旅1日目も終盤。

新幹線開業前日の午後5時を迎えた武雄温泉駅からスタートです。


武雄温泉駅

前日の夕方ということで、新幹線駅舎が完成した南口(御船山口)では開業イベントの準備。ほぼ完了といった感じでした。

西九州新幹線改札の中の様子です。翌日からはこの改札を通って新幹線に乗車します。

ホームは他の新幹線駅とは違う構造。画面奥が新幹線のりば、手前が在来線のりば。

在来線のりばの一部が新幹線のりばとつながっています。

「リレーかもめ」は、こののりばを使用することになっています。西九州新幹線は長崎~武雄温泉間の部分開業となっており、博多側は当面の間「リレーかもめ」でつなぐことになります。

以前は、鹿児島中央側のみの部分開業だった九州新幹線が博多行き鹿児島本線特急「リレーつばめ」と接続するため、新八代駅がこの構造となっていました。

 

これでMission2は完了。Mission3は「肥前山口駅をじっくり撮影せよ」でしたので、これも完了しています。


●武雄温泉17:10発 普通/肥前山口行(JR九州817系 サキVn523※当時)

さて、武雄温泉から「肥前山口行」に乗車。

その後の特急まで待ってもいいのですが、肥前山口行が最終日なのでこの列車に乗車。

「江北」への改称に伴い、肥前山口行が見られなくなるのもそうですが、実は今回乗車したVn523編成にも動きがありました。西九州新幹線開業後、佐世保車両センターから鹿児島車両センターに転属しました(2023年2月現在はVk523編成として、鹿児島県や宮崎県で運行されています)。


肥前山口17:45発 みどりハウステンボス24号/博多行(JR九州 783系ミフCm11+Cm22)

では、ハウステンボス号で一気に博多駅に移動。画像は鳥栖駅の手前にある「鳥栖スタジアム(駅前不動産スタジアム)」サッカーJリーグサガン鳥栖のホームです。

ちなみにこの日は木曜日。そう、平日です。

動画ではカットしていますが、佐賀駅から多くのビジネス客が乗ってきました。


●博多18:35着 1往復達成!

博多と長崎の1往復に13時間かけました。スタートしたのが早朝だったので、その時とはまるで違う光景です。もちろん早朝にいるのがおかしいのですが……。

駅の外で他の事をするには中途半端な時間だったので、早めに「かもめ」の到着に備えました。


●博多19:15発 特急かもめ39号/長崎行(JR九州 787系ミフBm-8)

さぁ2往復目。

このかもめ39号は、“長崎行のかもめラスト4本前”の列車です。この列車で長崎まで乗車。折り返して「博多行特急かもめラストラン」に乗車します。

あら、つばめのマーク残っていましたか。787系鹿児島本線の特急「つばめ」や「リレーつばめ」にも使用されていました。

指定席を取りましたが、窓側は埋まっていましたので通路側の席です。

肥前山口駅に到着する様子の車窓はデッキで撮影しました。

有明海諫早湾は見えません。海沿いを高速で走る電車特急の姿はもう見られないのです。


●長崎21:22着

1日目の山場を迎えようとしています。

次回をお楽しみに…。

2022西九州鉄道旅 - part.5の解説

西九州鉄道旅Part.5の解説。″白電”との出会いは予想外でした。


諫早14:38発 特急かもめ24号/博多JR九州885系 ミフSm3)

肥前山口まで白いかもめに乗車です。

かもめ号から諫早湾有明海を眺める最後のチャンスでしたので、指定席をあらかじめ確保しておきました。最終日で混雑が予想された中で空席確保できてよかった…

振り子特急による高速運転は、この日で見納め。

しかも、長崎本線肥前鹿島以南では定期運行される特急が一気に0になってしまうわけです。

この日の夜に「特急かもめ」の上りラストランに乗車していますが、こちらは787系による運転でした。後の回でご紹介します。


肥前山口(江北)15:26着

諫早から48分で肥前山口駅に到着。

最長片道きっぷのゴールとして知られた肥前山口駅ですが、2022年9月23日に名称が「江北」に改められました。長崎方面のブルートレインを利用していた鉄道ファンにとっては衝撃の出来事になったのではないでしょうか。

この肥前山口で予想外の出会いが。

415系鋼製車。″白電”の愛称で親しまれましたが、このダイヤ改正に合わせて全車引退となりました。

関門トンネルを通る普通列車415系で、白電にはけっこうお世話になりました。そっかぁ引退か……


肥前山口16:29発 特急みどり17号佐世保JR九州783系 ミフCm5)

さて、博多方面に行く前に寄り道。

ハウステンボスを繋いでいない「みどり」に乗車します。ハイパーサルーンによる運転です。

佐世保線は、西九州新幹線の開業に向けて大町~高橋間が複線化されました。当初は肥前山口(江北)~武雄温泉 間まるごと複線化される予定でしたが、フリーゲージトレインの導入を取りやめるなどの計画変更の影響で、複線化区間が縮小されました。

それでも、特急の本数増加に対応できた璃や所要時間短縮といった効果は見込めるそうです。


●武雄温泉16:42着

武雄温泉駅に到着。

詳しくは次回解説しますが、西九州新幹線は部分開業となったため、武雄温泉駅で特急と新幹線を接続させて博多~長崎 間を結ぶ、リレー方式がとられました。

博多からの特急は、新幹線と直結したホームに到着します。そのホームの駅名板を見ると…

 

江北の文字が…姿を見せました!

次回、Mission 2完了、そして「特急かもめ」のラストランが近づきます。

 

ではノシ

2022西九州鉄道旅 - part.4の解説

多忙につき投稿ペースが鈍化していますが、part4です。

今回は長崎駅からスタート。

特急「かもめ」の最終日を迎えた、在来線ホームの様子を見てみましょう。


長崎駅

まずは特急「かもめ」が登場。

787系は、新幹線開業による「リレーかもめ」運行開始に向けて7両編成から8両編成への増結が進められました。

そして、多くの鉄道ファンから人気を集めた“白いかもめ”885系にカメラのレンズが集中して向けられます。長崎駅の新駅舎在来線ホームは停止位置のかなり後ろから撮影できるので、このようにYC1系との2ショットも撮影できました。

しばらく車両の撮影をしていると、突然時刻表の貼り替え作業が始まりました。ここで、時刻表上からは早くも「特急かもめ」が消滅したのです。このあと885系には諫早から乗ります。787系にも乗りましたのでお楽しみに。


●長崎13:12発 普通/竹松行き(JR九州YC1系 YC1-213+1213)

ここでYC1系に初乗車です。以前から旧線も乗りたいと思っていましたので、今回は旧線経由の普通列車をあえて選びました。

長崎駅を出た後に通過する留置線。885系415系が止まっている光景も、過去のものに…。

浦上駅を出て、進行方向右側でトンネルに入っていくのが新線。

旧線に入るこの列車は長崎市から長与町に入ります。長与までの区間は、長崎の中心部に近く住宅なども多く立ち並んでいることから、1時間に少なくとも1本は運行されています。長与折り返しの列車も設定されています。

長与駅。今回撮影しませんでしたが、駅舎がかなり立派です。

そんな長与駅を出ると、山登りの始まりです。

山を登った途中にある本川内駅です。2002年までスイッチバックしてホームに入る形をとっていましたが、ワンマン運転を開始するにあたって方向転換の際のタイムロスが問題となり、スイッチバック解消。この工事に際して現在のホームが設置されている場所は勾配が20‰から10‰に緩和されました。

2022年現在もスイッチバック駅だった形跡が残っています。

そして、旧線″最大のハイライト”が、大村湾。向こう岸は大村市です。

大草~東園 間の車窓はGoProで撮影するとこんなにもワイドなんです。


諫早14:00着

諫早駅。次の列車まで時間があったので改札外へ。

開業イベントの準備が進んでいました。

Part.3(午前中)と比較。テーブルが増えています。

次回は885系に乗ります。ではまた。