2022西九州鉄道旅 - part.7の解説

1日目最大のハイライトがやってきました!では解説。


●長崎21:37発 特急かもめ48号/博多行き(JR九州787系 ミフBm-8)

これが最後のはばたき。特急かもめの上りラストランです。

多くの鉄道ファンや観光客、そしてマスコミも長崎駅に集結しました。列車は定刻通りに出発です。

長崎駅出発時点では座席が確保できなかったため、デッキで発車の瞬間を迎えました。

最初の停車駅は浦上。ここにも別れを惜しむ鉄道ファンがたくさん。

かもめ48号は、トンネルの多い新線を経由して諫早駅へと向かいます。

そしてうp主、諫早駅に到着する直前に8号車の座席を確保!!!

最後のにぎわいが間近で撮影できました。

諫早駅を出ると、次の停車駅・肥前鹿島まで諫早湾有明海沿いを高速でひた走ります。

“特急街道”の長崎本線ですが、この日を最後に諫早湾有明海沿いを通る定期の特急列車はすべてなくなりました。ダイヤ改正後は非電化となるうえ、基本的には普通列車しか走りません。一気にローカル線の様相となりました。

肥前鹿島駅は長崎方面の定期の特急が消滅。博多方面の特急も少なくなりました。鹿島市民と鹿島市で働く人たちに大きな影響が出るダイヤ改正となったのです。

「かもめ」の廃止は鹿島市民にとってはショックが大きかったようで、肥前浜駅では下りのラストランに合わせて花火が上がったそうです。

肥前山口駅

この日何度も通りましたが、これで”肥前山口“と本当にお別れです。

ちなみに、「かもめ」「みどり」などが通る肥前山口鳥栖間は、JR特急利用者数ランキングでトップ5以上に入ります。

佐賀で通勤客がたくさん乗ってきました。

 

長崎本線鳥栖駅でおしまい。ラストスパートです。

今回は2台のカメラ(一眼レフ、GoPro)を使って撮影しましたが、どちらもバッテリー残量が少なくなってきました。

国鉄民営化を経て、昭和・平成・令和と駆け抜けた特急「かもめ」。

485系787系885系などと、車両の置き換えを経て、多くのビジネス客や観光客を乗せて駆け抜けた46年が、終わろうとしています。


●博多23:44着

少し遅れて運行するかなーと思ってたら、なんとダイヤ通りの運行をしてくれました。すばらしいラストランでした。ありがとう。

23:56。博多駅のホームから787系が去りました。

 

去ったと同時に、カメラのバッテリーが2台とも切れました…

ぎりぎりセーフ。

 

翌日。西九州新幹線

かもめはさらに速く、高く羽ばたきます・・・・

次回につづく。ノシ