2022西九州鉄道旅 - part.9の解説

Part.9は嬉野温泉を出発するところからスタート。

西九州新幹線の全駅に降りることを目指すMission5が発動中。1駅ずつ進んでクリアを目指します。

では解説。


嬉野温泉 定刻12:05発(3分遅れ) かもめ21号/長崎行き(JR九州N700S Y2)

かもめ21号は始発駅の武雄温泉からかなりの混雑となっていて、デッキに入るのがやっと。乗降にも時間がかかり、遅延が拡大しました。

ただ、西九州新幹線は駅間距離が短く新大村までの乗車時間が8分なので、東海道新幹線で立ち席になるよりはかなり楽です。


●新大村12:20着(定刻より7分遅れ)

新幹線開業でこの日オープンした新大村駅大村線の駅も同日に開業しました。

駅前のモニュメントは大村市章をモチーフにしていて、輪の中に「大」の字になって立つのが正しいのだそう。

ここでも開業記念イベントが行われ、大盛況。

駅周辺にはイベント施設やマンションなどが建設されることになっています。

長崎空港にも近い新大村駅周辺。更なる発展が期待されますね。


●新大村12:45発 大村線 普通/諫早行き(JR九州YC1系 YC1-214+1214)

大村線はかつて「長崎本線」の一部として博多・佐賀方面と長崎を結ぶメインルートの役割を果たしていましたが、佐世保・大村経由は遠回りになってしまうというデメリットがあり、1934年(昭和9年)に現在の有明海沿いを走るルートが開業して以降は地域輸送がメインとなっています。

現在の主力車両はYC1系。国鉄型車両などを置き換えました。

大村駅の隣、諏訪駅を過ぎたところで西九州新幹線の線路が離れていきます。

大村~岩松間。大村湾が見えてきました。鈴田川の河口付近です。


諫早13:03着

諫早駅の在来線ホームにはYC1系しかいません。有明海ルートを経由する”電車„はこの前日を最後になくなりました。

特急の定期運行もなくなり、自由席特急券の券売機は使用停止となりました。

在来線の方は寂しくなりましたが、駅舎は新幹線開業に伴い改築され、きれいでおおきな駅になりました。

駅構内でイベントも開催されていました。うp主は見ていませんが、一日駅長として元体操選手の内村航平さんが来ていたそうです。

一方、新幹線が開業した諫早駅。カフェから車両が見えます。


諫早13:40発 かもめ83号/長崎行きJR九州N700S Y2)

赤いかもめ号の登場です。

新幹線かもめ号は停車駅パターンによって色が変わるようになっていて、各駅停車は、通過駅があると黄色になるとのことです。

かもめ83号は嬉野温泉・新大村を通過して諫早まで来ました。

今回は指定席に乗車。2+2列のシートで、2+3列の自由席と比べて広々としていて快適でした。自由席が2+3列で指定席が2+2列なのは九州新幹線と同じですね。


●長崎13:48着

この旅で3回目の長崎到着です。

新幹線のホームが開業すると駅構内が広く感じますね。以前長崎駅に来たときは旧駅舎で、ホームが広いはずなのに暗くてすこし狭く感じたので…

在来線ホームに「ふたつ星4047」が停車していました。

「ふたつ星4047」は、令和2年7月豪雨の影響で一部区間が長期間不通となっている肥薩線の観光列車「はやとの風」と「いさぶろう・しんぺい(の予備車)」を改造したもので、2022年9月23日から運行が始まりました。

日本三大車窓のひとつ“矢岳越え”ももう一回行きたいのですが、新型コロナの影響もあるので復活は厳しいのでしょうか…。

長崎駅イベントが行われていましたが、雨が強まっていましたのでささっと退散することにしました。

 

さて、最後の博多への移動となります。

次回が最終回となります。では。