小田急ダイヤ改正めもめも2018(特急ロマンスカー編)

うp主多忙でかなり遅くなりました…すみません。
通勤編はこちら→https://kaworunakun.hatenablog.com/entry/ar1385131


GSE、ついにデビュー!

老朽化したLSEの置き換え用として導入された、小田急70000形GSE」。
複々線をフル活用したダイヤに改正された2018年3月17日にデビューしました。

オレンジの車体と大型の窓が特徴。振動抑制装置「フルアクティブサスペンション」の導入や車内の電源コンセント設置・Wi-Fiも利用可能とし車内の居住性も向上しています。
将来の駅ホームドア設置に対応するため20mボギー車・7両編成となりました。
今回登場したのは第1編成。今後は第2編成も導入予定です。


LSE、2編成中1編成が廃車に。

GSEの第1編成デビューに先立って、LSEの7003編成が引退、6月ごろにも解体されることになりました。
LSEは4編成導入されましたが、7003編成を含めて3編成が引退したことになります。
のこる7004編成も、GSEの第2編成が入り次第、引退することになります。


●モーニングウェイ

今改正の一番の眼目はこれ。複々線化で上りの特急列車の強化が図られました。
朝9:30までに新宿駅大手町駅に到着する上り特急はすべて「モーニングウェイ」となりました。千代田線直通列車「メトロモーニングウェイ」という名称での運転となっています。

本数もこれまでの7本から11本に増発。メトロモーニングウェイ76・78号は8時台後半の新宿到着となりました(旧ダイヤでは、8時台に新宿に到着するロマンスカーはありませんでした。というか線路容量的に入れられませんでした)。


●あさぎり→ふじさん

英語名「Mt.Fuji」。富士山観光や御殿場へのショッピングの足として利用されている御殿場線直通特急ですが、”富士山方面へダイレクトに運行することをわかりやすく伝え、増加する訪日外国人観光客に選んでもらえるようにしたい”と、名称変更と同時に発着時刻も見直されました。
富士山の名を使った列車は近年増加傾向で、対する山梨県側では
JR東日本「快速富士山」「ホリデー快速富士山」や、富士急の「フジサン特急」なども運行中。ひょっとしたら、これらの列車(特にJR?)に対抗するという意識もあるのかもしれません。


●その他

・メトロえのしま登場
東京メトロ千代田線(北千住)と片瀬江ノ島を結ぶ特急「メトロえのしま」は休日のみ1.5往復登場。北千住~相模大野 間は メトロはこね号を連結して運転しています。
メトロさがみ廃止
メトロモーニングウェイ号の登場に伴い、メトロさがみ号が廃止されました。
向ヶ丘遊園、新松田停車の廃止


ダイヤ改正後の所感
ダイヤ改正から1ヶ月経ってしまったので、通勤列車を含めてそろそろ所感も書けるだろうということで。
新ダイヤで快速急行誘導が強化されたおかげで、案の定快速急行がえらい混むようになりました。ある日の日中11時台で朝ラッシュ並みの混雑になるなんて正直旧ダイヤではなかったんですけどね…
朝ラッシュの快速急行の混雑は、おそらく通勤急行の使い方を工夫すれば少しはましになるかもしれませんが、この点は次のダイヤ改正に期待したいところです。

ロマンスカーに関しては“朝ラッシュのピークぎりぎりまで特急を突っ込めるようになったのか…”というのが正直な感想(とはいえ、ピーク時間帯は外されてるようですが)。通勤電車を大量に流す関係で、朝ラッシュ時には特急なんてとても想像できませんでしたけど、複々線化で時代も変わったもんだなぁ…

今後も変化の兆しがある小田急に目が離せません。

最後までご覧いただきありがとうございます。ではノシ