小田急ダイヤ改正めもめも(日中編)
2016.4.25 改訂
日中以外はこちら→ https://kaworunakun.hatenablog.com/entry/ar978540
地元鉄道の2016年3月改正についてφ(`д´)メモメモ...
情報元は公式プレスリリースより。なお、一部は主の推測です
さて、まずはこちらの図をご覧ください。
こちらは、現在のダイヤにおける「各種別の日中の運行本数」です
↓
↓
これが…
こうなります。
では、この日中ダイヤを区間別に見ていきましょう。
快速急行が主役になります(3往復/時➡6往復/時)
向ヶ丘遊園~代々木上原間の複々線化工事の進捗に伴い
JRに対抗しようと新設された快速急行。「3月から本気出す」といった感じですね。
でも、ここまで快速急行が大躍進するとは思わんかった…
一方、(多摩急行を含めた)急行ですが、
(多摩急行改め)千代田線~多摩線急行 1本増発!
千代田線直通に関しては多摩急行登場以来の改革でしょう。
JR常磐線各駅停車の車両が小田急に入ってくるのもそうなんですが、
この千代田線~多摩線急行を快速急行とうまくリンクさせて、京王線をけん制するという狙いも…?
実は、これに伴って大きく変わったのが、
しんゆり名物 緩急接続(上り)。
現在、新百合ヶ丘の上り緩急接続といえば↓
6番ホームに入った各停が5番ホームの急行など速達列車を待避する
というスタイルが主軸でしたが、
これが、改正後にはこうなりました
6番ホームに快速急行、5番ホームに千代田線~多摩線急行が入って急急接続
というパターンに(改正前でも朝ラッシュ時はすでにやってましたが)。
各停は5番ホーム入線して待ち合わせせずに発車です。
どーせ待ち合わせやろwwwと車内でぼんやりしてて気付いた時には百合ヶ丘…ということがないようご注意ください
ちなみに、日中多摩急行が急行になる理由なんですが、
これは、新百合ヶ丘から遠くのお客と、向ヶ丘遊園~経堂間の急行停車駅から乗るお客の振り分けをもう少しうまくやるための策なのか、それとも…
(多摩急行と急行の違いは、向ヶ丘遊園に止まるか止まらないかです)
※なお多摩急行は朝夕ラッシュ時にはのこりますので完全廃止ではありません。
区間準急廃止されるけどどうなるの?
新宿~代々木上原は、区間準急の分を急行・快速急行の増発で補完のようですね。
急行・快速急行の増発の話をした際に
新宿~代々木上原 7往復/時➡9往復/時 と先述しましたね。
で、区間準急は2往復/時…
そう、2往復増えたのは区間準急の分です。つまり3種別合わせると
新宿~代々木上原 9往復/時➡9往復/時
と、速達通勤電車の本数は全然変わってないんです。
そもそも、区間準急は複々線化工事中のつなぎとも言われてますが、
千代田線直通多摩急行で来た人が新宿に早く向かうため(逆も然り)の種別でもあります。
現在のダイヤで代々木上原で多摩急行が区間準急に接続するあたりでそのことがうかがえます。
2016年3月改正でその機能を 千代田線~多摩線急行⇔快速急行に移行させて区間準急廃止…ということなのでしょうか。
一方、区間準急が各駅に止まってた梅ヶ丘~百合ヶ丘は2往復/時減便になる件。
この区間では区間準急が各駅に止まる区間ですが、現在のダイヤで区間準急が各駅停車の合間を縫って走ってたのでパターンが微妙に崩れて乗客の数に差ができていたんですよね。
今度の改正では、区間準急の分がすっぽり抜けることにより各停10分間隔になります。
●相模大野~小田原方面
日中、小田原・新松田発の急行・快速急行がすべて新宿行に
(日中の●急行はなくなりました)
小田急の急行は相模大野あたりでほぼ満席みたいなパターンが多いので、これを解消するために10両編成の電車増やしてドゥンドゥン新宿に流そう…というわけです。
このため、現在2往復/時ある
町田~小田原間の6両編成の急行(=赤丸急行)➡10両編成の新宿行快速急行
ということが上の図から読み取れます。
そうなると、割を食うのが開成・栢山・富水・蛍田・足柄です。
この5駅はホームが6両編成分の長さしかないため、10両編成の急行は通過となります
(公式の路線図に書いてある「一部の急行列車が停車」はそういう意味)
これは、各停を2往復/時増発で補完されてます。
(つまり、新松田~小田原各停は4往復/時に)
●江ノ島線
最大トピックスはこれでしょう
これ以上書くと長文になりそうです。ラッシュ時とロマンスカーはまた別の機会に。