北海道鉄道旅2018夏 Chapter-20の解説


いよいよ小樽から移動…と思いきや、大変なことになりました。
Chapter-20の解説をば。


●運転見合わせ
2018年8月1日、午前10時10分ごろ、小樽築港~朝里 間の線路わきに深さ30cmの陥没が見つかりました。修復作業が行われた午後1時すぎまで小樽~ほしみ間の運転が見合わせに。

動画でご紹介したように、最終チェックポイント・小幌は“秘境駅”ゆえに本数は極端に少なく、飛行機の時間を考えると
上り普通列車で15:12着(下表15:13発)下り普通列車で15:44発以外の選択肢はありません。参考までに小幌駅の時刻表を載せておきます。

さて、運転見合わせでかわりの手段を考えざるを得なくなりましたが…
倶知安経由函館線(本数少ないのと、小幌で降りれなくなるので無理)
▼バス(大混雑)
▼タクシー(高くつくおそれがあるのと、時間が読めない…)
状況を見て考えた結果、本数の少ない場所に行くのに無茶するのも危険だと判断し、午前11時すぎに、今回の小幌訪問は断念を決めました。

うーん、小樽市総合博物館で早めに気づいていれば状況は違ったんでしょうけど、こればっかしは仕方ないというか…
いつかリベンジしたい。


手稲駅にやってきた
で、やってきたのは手稲駅。札幌運転所と接続している駅です。
当時の運転見合わせ区間は小樽~ほしみ間でしたが、函館線・札幌方面の多くの列車が、この駅で折り返し運転を行っていました。

こちらのキハ201系気動車はほしみまで運転するようです(所定通りらしい)。


ほしみ行発車直後、札幌方面ホームにやってきたのは、2本の列車。
左の733系は手稲~札幌 間(西側)で快速運転をするいしかりライナーC
右は731系は札幌~江別 間(東側)で快速運転をするいしかりライナーD(いずれも動画内での表現)

この時点では「札幌観光をして時間をつぶそう」というところまでは決まっていて、藻岩山に行くことはあまり考えていませんでした。


手稲12:41発 いしかりライナーD(乗車する区間では普通)/江別行(JR北海道731系 サウG-105)


稲積公園は、3つの川に挟まれた場所にあります。


●札幌12:57着 適当に観光


まずは北海道庁周辺をうろうろ。

続いて「がっかりスポット」としても名高い時計台。塗り替え工事の影響でがっかり度が増していました。なお、塗り替え工事は2018年10月に終わりました。

時計台に寄った後に昼飯を食べて、市電に乗車。
ロープウェイ入口停留場で降りて、ロープウェイとミニケーブルカーを使った藻岩山登山を始めました。


藻岩山からの札幌市内は次回、頂上でご紹介しますが、ここでご紹介するのは札幌平和塔。
道内の太平洋戦争戦没者の冥福を祈り、世界平和を祈ろうと、1959年建立されました。戦没者の霊とともに仏舎利(釈迦の遺骨)もおさめられていて、仏舎利は当時のインドのネール首相から寄贈されたものです。


もーりすカーに乗ると、頂上に到着です。
次回は最終回。藻岩山頂上からスタートです。ではノシ