北海道鉄道旅2018夏 Chapter-6の解説

今回は留萌線に乗ります。では解説。


●滝川11:52発 特急ライラック13号旭川行(JR北海道789系HE-101/201)

この区間普通列車が少なく、深川で昼食をとりたかったこともあり、ライラック号で深川へと向かいます。


●深川12:05着

深川に降り立ったのは2017年冬以来。
この直前の2016年12月に留萌~増毛間が廃止されました。

「守ろう活かそうJR留萌線
の垂れ幕っていつからあるんでしょうね…

残った深川~留萌 間について、
沿線の自治体・商工会でつくる検討会議は6月留萌線の存続の可能性を探るため、協調して、国や北海道に対応していく」ことで一致しています。
一方、JR北海道廃線・バスなどへ転換の意向」。国もこれを求めているため、新たに大きな産業が発展しない限り鉄路を守るのは厳しいでしょう…。


●深川13:24着 普通/留萌行(JR北海道キハ54-527)
2017年冬の時は日程がとれなくて留萌線乗車はかないませんでしたが、今回は乗りますよ。


動画本編ではカットしてしまいましたが、難読駅名として知られる北一已も撮影しました。
北一已駅から30分ほど歩いたところに、D51やC58が展示されている公園があります。


こちらの駅も動画本編ではカット。
真布駅は良質がお米が生産されている農地の中にぽつんと置かれている駅。


深川から乗っていたお客は、半分は学生や地元の人、半分は鉄道ファン。
学生や地元の人はほとんどが秩父別や石狩沼田で降りていきました。


留萌線と並行する深川留萌自動車道は2018年9月現在、深川IC~留萌大和田ICまで開通。
さらに2019年度には、留萌市街に近い留萌IC(仮称)まで開通する予定です。しかもこの深川留萌自動車道、深川IC~深川西ICを除いて無料で走れる区間とあって、留萌線の利用者はさらに減ることが予想されます。


●留萌14:21着

留萌駅舎内には、大きな数の子の模型が置かれていました。


留萌から先、増毛方面のレール、橋は一部が留萌市内に残されていました。
そして、駅も…

1926年に開業した瀬越駅は、元々海水浴客の利便性向上のために設けられた臨時駅でしたが、周辺住民の利用が増えたため1969年10月に常設の駅となりました。
2016年12月、留萌~増毛 間の廃止に伴い、瀬越駅も役目を終えました。

魚を入れた鉄製の缶を背負った行商人「ガンガン部隊」が活躍し、沿線で石炭や木材の産業も盛んだった留萌線は、その衰退と高速道路の延伸によって、近い将来に役目を終える可能性があります。
万が一廃線が決まった場合は車内混雑が予想されますので、留萌線の旅を計画している方はお早めに…