北海道鉄道旅2018夏 Chapter-5の解説

※この記事は2018年12月9日と2020年に一部改訂しました。
では解説。


石狩月形8:40発石狩当別7:45発)普通/新十津川行(JR北海道キハ40-820)

同じキハ40形でも、左は700番台。右は400番台です。
帯の引かれ方が若干違うのがおわかりでしょうか。
400番台は、学園都市線札沼線)のワンマン化とキハ53形の置き換えのために改造導入されたもので、標準のキハ40系よりエンジンが強化されているのが特徴です。

石狩月形から先はスタフ閉塞式のため、浦臼から来た列車とのスタフの交換が行われますが、
その瞬間は撮れませんでした、すみません。。。

石狩月形駅を出発。


「鉄道林に囲まれて駅の場所がいまいちわかりづらい」というこの駅。
1960年、住民の請願でつくられた駅なのですが、現在豊ヶ岡駅を利用する人はあまりいません。

乗客の数など、乗った感じの感想は ar1652409 に掲載済です。



ここで、学園都市線札沼線北海道医療大学新十津川 間について
4つの沿線自治体は2018年10月までに廃線容認を表明しました。
自治体の動きは以下の通り。

当別町…2018年10月12日「札沼線まちづくり検討会議」で、学園都市線札沼線北海道医療大学新十津川 間の廃止容認を表明しました。
この区間の廃止後は、北海道医療大学駅前にバスターミナルを新設して、そこを月形町方面行の代替バスの乗り継ぎ拠点とするそうです。

▼月形町…2018年6月18日、町長が会見で「廃止を容認代替バスの運行を推進する」と明らかにしました。会見の映像ネットで見ましたけど、町長がうすら涙浮かべていたように見えたんですよね。
気になるのは月形高校の生徒たちの足。こちらは当別町側からの代替バス浦臼方面からの新たな交通手段(バスかタクシー)で確保することにしています。

浦臼町…2018年7月11日の住民説明会で町長が「万策尽きた」と、廃止容認の意向を示しました。
月形町方面への新たな交通手段のほか、函館線 奈井江駅とを結ぶバスを土休日限定運行から毎日運行に変えるということです

新十津川町…2018年6月25日に廃止容認を表明廃線後の線路に農地にするということで、それについてにJR北海道から支援がある見通しになったそうです。
すでに浦臼方面や滝川方面へのバスが走っていることもあり、町は「新規路線を作ることはない」と表明しています。

して、沿線自治体とJR北海道
2020年5月6日の運転を最後に廃止することで合意しました。
2020年追記】
新型コロナウイルスの影響で全国に緊急事態宣言が発出され、外出自粛要請が出たことから
最終運行日が2020年4月17日に繰り上げられました。


新十津川 9:28着

終着駅・新十津川に到着。
新十津川駅は多くの鉄道ファンで盛り上がっていました。
折り返しの石狩当別は10時ちょうど発。2018年3月までは9時40分発でした。


イラストをくれたのは、駅前にある空知中央病院の保育所の園児たち。
さらに、到着証明書をもらい、ご当地入場券も買いました。


新十津川から滝川まで歩く
本当はバスで15分かからないくらいで行けるんですが、ちょうどいい時間に走っているバスがないので歩きました。


かつて鉄道橋の上には現在、水道管がのっかっています。

この日の最高気温は31.9℃(札幌)。途中のセイコーマートでペットボトル飲料を買うなど、熱中症対策は一応していきましたよ。


次回は留萌へと向かいます。ではノシ