普通列車で西日本夏行事めぐり Chapter-11の解説
「夏行事めぐり」ですが、もう12月なのでテンポアップしていきます。
では、Chapter-11の解説です。
●鳥栖16:53発 普通/長崎行(JR九州817系 サキVn030)
九州地方に入ってからこうなんですが、雨が降っていますね…
熊本以来の817系。
臨時駅・バルーンさがは嘉瀬川の東側にあります。2017年は11月1日~5日のみ営業されました。
この駅は熱気球の世界選手権の来場者が年々増加し、自家用車などに限られていた海上アクセスの混雑緩和のために臨時駅として設置。
ホームは2002年に常設のものが作られ、駅が閉鎖されているときでもホームを見ることができます。
●長崎20:13着、精霊流し
今回の旅で最後にめぐる夏行事「精霊流し」。
毎年8月15日の夕方から行われていて、精霊船を流し場まで持っていくものです。
爆竹を鳴らすのは、精霊船が通る道を魔除けするためとされているそう(中国が起源?)。
動画にもあるように、これは「祭」ではなく「初盆を迎えた故人を偲ぶ」行事です。
実はこの動画シリーズのタイトルを「夏祭りめぐり」ではなく「夏行事めぐり」にしたのは、このためだったりします。
精霊流しは佐賀や熊本の一部でも行われているということです。
さて、長崎駅で列車を降りてホームに出た時点で「パンパン」という音と爆竹のにおいが漂っています。長崎到着時点で精霊流しが後半に差し掛かっていたのは間違いありません。
精霊船。この船の先頭付近に家の名前と故人の遺影が飾られています
(直に撮るのは控えました)
市内の道路が一部通行止めになっているものの、長崎電気軌道の路面電車は運行中でした。
精霊船などを海に流すことは1871年(明治4年)に禁止されました。
現在の精霊船は流し場で解体されてしまうのであります…
この日はカプセルホテルに宿泊。
翌日はついに帰路につきます…といいつつも、ゴールは広島なのです。
まっきいろコレクションもまだ終わっていないし。まだまだ続きます。ではまたノシ