北海道試され鉄道旅 Chapter-5の解説

今回は重い話が続きます。Chapter-5の解説をば


●夕張支線

「2019年めどに廃線へ JR・自治体合意」

夕張市や夕張支線の状況については本編で触れていますが、さらに解説。

2016年8月8日、夕張市長がJR北海道 島田社長と会談。その後の記者会見で…

市長「座して廃線を待つのではなく攻めの廃線ということで提案・要請をさせて頂きました(中略)本市は、今、交通問題だけでなく極めて厳しい状況にありますが、むしろそのピンチをチャンスに変えるという発想で、是非挑戦をしていきたいということで、あわせて(島田社長に)お話をさせて頂いたところです」

記者「JRからこれまで廃線の提案はありましたか

市長「廃線という具体的なお話はございません。ただ、今まで(JR北海道側から)極めて経営が厳しい現状などについて説明を受けており、石勝線夕張支線についても、繰り返し報道されております。そういった中での判断です

夕張市としては、コンパクトシティー化もかねて公共交通の見直すということなので、「 交通体系の見直しへの協力」「JR所有施設の一部の夕張市への無償譲渡検討」などを条件に 夕張支線廃止(→並行するバス路線にその役目を渡す)で合意した…ということになります。

存続を求める声ももちろんあります。が、このままいくと廃線ですね…


新夕張

メロードも近くの飲食店も正月休み。昼食を買えるところが近くのセブン-イレブンぐらいしかないという。


石勝線が1981年に開業する前(=夕張線だった時代)は、現在の新夕張駅の少し南に
紅葉山駅がありました。
「とみさと(十三里)駅」は2016年に廃止・信号場に格下げ。
現在の夕張支線「ぬまのさわ(沼ノ沢)駅」も…


新夕張11:37発 特急スーパーとかち3号/帯広行き(JR北海道キハ261系1000番台 6両編成)


中国から家族、中国から来たカップル……車内で飛び交う言語は基本中国語。
いやー、上海の企業がトマムのリゾート爆買いするだけでこんなにも違うんだなぁと。

ちなみに、線路内にシカが入ったのかわかりませんが途中で非常ブレーキをかけた場面がありました。速度を落としただけで、停車することはありませんでしたが…。


新得 定刻12:36着(+5分遅れ)

先述の急ブレーキも遅れの要因になるほどではなく、なぜ遅れたかは不明です。アナウンスも何もなかったので…

【ここで、映像が4日目の富良野に飛びますが、
富良野への旅については「番外編」で別途ご紹介したいと思います】


新得12:57発 普通/釧路行き(JR北海道 キハ40-1779+キハ40-739)

そして、2427Dに乗車。


人のいない車内の映像ですが、こちらは2両編成のうちの1両目。
1両目は実際に十勝清水まで人がいませんでした(十勝清水からは学生がわんさか)
2両目も2人だけという状態。

と、ここまで重い話が続いたので次回はやわめにいこうかと。ではノシ