近畿令和鉄道旅 Chapter-15の解説


Chapter-15の解説。では早速。


●甲子園7:14発 区間急行大阪梅田行(阪神8000系 8213F)

武庫川駅に行ってみたかったので、甲子園で直通特急から区間急行に乗り換えていきます。
(前回のブロマガで解説したように、武庫川駅直通特急通過駅)


武庫川7:18着

武庫川駅は、西宮市と尼崎市の境目に位置します。
阪神本線のホームがあるのは武庫川に架かる橋の上で、2002(平成14)年「近畿の駅百選」に認定されました。一方、大雨の際は武庫川の水とホームまでの距離が1m以下に迫ることもあるんだとか。


阪神本線のホームの西側=つまり武庫川の西岸には、南の武庫川団地方面に伸びる武庫川線のホームがあります。
武庫川線を走るのは、昔懐かしの赤胴車。
こちらの7861・7961形は1960年代に製造されました。
阪神本線でかつて走っていた赤胴車は「オレンジと白の塗装」に変更されたため、こうした塗装は武庫川線を走る旧型車両でしか見ることができません。


武庫川7:58発 普通/大阪梅田行(阪神5001形 5025F)

こんどは青胴車の5001形です。
1977年に最初の編成が登場し、こちらの5025編成は1980年に製造されました。

見どころは「加速」。5001形の加速度は4.5km/h/s(キロメートル毎時毎秒)。
ジェットカー”と呼ばれる普通電車専用車にはいくつかの種類がありますが、
5500系や、最新型の5700系は4.0km/h/sのため、
5001形ジェットカーの中で最も速く加速することができるわけです。


●梅田(現;大阪梅田)8:34着

5面4線の阪神・梅田駅に到着。
阪神と阪急の梅田駅は現在「大阪梅田駅」に改称されています。

地下道を通って、御堂筋線の梅田駅に移動。
すると、ホームは大混雑、そうなると車内も…
ということで、地下で何もみえないだろというのと、電池消費を抑えることも兼ねて、御堂筋線では撮らず大阪阿部野橋までカット。


大阪阿部野橋9:10発 特急/吉野行(近鉄16600系 16602F)

続いては近鉄
近鉄といえば、レール幅が1,435mmの「標準軌」が採用されていますが、南大阪線と、それにつながる支線は1,067mmの「狭軌」。そのため、狭軌に対応した車両が使われています
16600系は、汎用特急車両Ace(22600系)の狭軌バージョンです。


南大阪線の特急としては新型の車両ということで、明るくて広々と感じますね。


ちなみに南大阪線は5年ほど前に古市~橿原神宮前まで乗車した経験があります。
長野線も乗ったなぁ。


橿原神宮前9:45着

次回は“建国ゆかりの地”と呼ばれる橿原神宮に向かいます。では。