近畿令和鉄道旅 Chapter-14の解説


Chapter-13から約1か月おまたせして申し訳ありません。自宅の引越作業に追われていたため編集が滞っておりました。世田谷区への引っ越しが完了したためようやくうp再開です。
では解説。

●粟生16:39発 準急/新開地行(神戸電鉄6500系 6507F)

3日目最後のチェックポイント・神戸電鉄粟生線です。

粟生駅を発着する電車は日中1時間に1本。ラッシュ時でも2本か3本程度です。多くが準急としての運転です。
準急は、粟生線内は各駅に停車。鈴蘭台以南も鵯越・丸山のみを通過する種別です。


車内はがらんとしていました。粟生駅を出た時点では乗客は2~3人。そこから徐々に増えていくも空席が目立つ状態でした。


粟生線は平成20年代ごろから廃止の議論が明るみになり“廃止の危機”に陥っています。
理由としては
▼沿線は観光スポットが乏しく、頼みの通勤・通学客もバスなどに乗客を奪われ利用減少
▼平成初期に輸送改善工事をしたものの、急カーブ・急こう配でこれ以上の速度向上が困難
▼年間10億円を超える赤字
この3つが挙げられます。
沿線では、存続を求める運動が活発化する一方、県と沿線自治体は神戸電鉄に対し、2012(平成24)年度~2016年(平成28)度に総額40億円の無利子融資を行いました。しかし、ほかの路線を含めた鉄道事業が黒字だったことを受け、これ以降の無利子融資は打ち切られました。


そして、これとは別に2018(平成30)年には三木駅の駅舎が全焼する火事がありました。
近隣住宅から出た火が駅舎に燃え移ったもので、現在も駅舎のあった場所は空き地の状態で、再建のめどはたっていません。


鈴蘭台駅から、有馬線に合流。ここから神戸高速線・新開地までの区間では線路は複線で、多くの列車とすれ違います。

●新開地17:47着

粟生から新開地まで1時間8分かかりました。


神戸市営 西神・山手線の話は動画でお楽しみください。

【4日目】
●新開地6:46発 直通特急阪神・(大阪)梅田行(山陽5000系 5018F)


最終日の朝を迎えました。最初に乗る電車は山陽の車両を使った直通特急
なお、2019(令和元年)10月1日に阪神の梅田駅が「大阪梅田駅」に改められましたが、撮影当時は「梅田駅」だったため、動画のテロップでは「大阪梅田」と、大阪の文字をひとまわり小さくしたものにしました。


4日目最初のチェックポイントは橿原神宮ですが、その前に寄りたいところがありました。

●甲子園7:12着

その“寄りたいところ”は直通特急では通過してしまうところだったので、甲子園で乗り換えます。
続きは次回をお楽しみに。ではノシ