近畿令和鉄道旅 最終回の解説+御礼

(2021年3月10日 一部更新しました。公開当時の内容をそのまま掲載していますが、そこから変更となった部分については「灰色」で表示します)

2020年までこのシリーズひっぱる予定じゃなかったのに…
本年もよろしくお願いいたします。
では解説。


●嵐山16:16発 四条大宮行(京福モボ611形 611)

トロッコ嵯峨から徒歩約10分、”嵐電„の愛称で親しまれる京福嵐山本線・嵐山駅にやってきました。映像にはありませんが、足湯があります。

嵐山時点では、乗客の数は「座席は埋まるけどまだ余裕がある程度」。しかし、進むにつれて乗客の数は多くなっていきました。


嵐電の特徴は、沿線に寺院が多いこと。車折神社は「芸能神社」があることで知られ、芸の陣がお忍びで参拝することもあるそうな。


太秦広隆寺駅は、東映の撮影所・映画村の最寄り駅のひとつ(北野線の撮影所前駅も最寄り駅です)。撮影所は「水戸黄門」「暴れん坊将軍」など時代劇で有名ですね。
この駅の手前の併用軌道区間は”嵐電沿線のハイライト”とされています。


約13分で嵐電天神川駅に到着です。


太秦天神川16:36発 びわ浜大津行(京阪800系 811F)

近畿令和鉄道旅・最後のチェックポイントは「京都市営地下鉄と京阪京津線」。
これが、ゴールまでに乗る最後の列車となります。
ここでの見どころは
①地下鉄
②急カーブ・急こう配
③併用軌道
を1つの列車にまとめたものであるということ。つまり、地下鉄と登山電車と路面電車を足したものである…ということです。


太秦天神川~御陵 間は京都市営地下鉄東西線
御陵駅東西線六地蔵(宇治市)方面と京阪京津線に分かれます。


坂を上ってトンネルを出ると、次は急カーブの連続。京津線のカーブは最小で半径40メートルです。
映像にはありませんが、大谷駅は”日本の普通鉄道としては最もこう配が急な駅”とされています(40‰)、その先の大谷~上栄町間は61‰の急こう配区間です。


上栄町駅を出てまたもや急カーブすると、国道161号線との併用軌道区間に突入。
通常の”路面電車”は起動法に基づき「全長30mでなくてはならない」という制限がありますが、路上を走る京津線の車両は全長66m。これは特例で認められました。


●ゴール びわ湖浜大津駅17:11着

びわ浜大津に到着。京津線の車両は乗客を降ろした後速やかに引き上げ線へ。
ちなみに、地下鉄東西線内ではフルスクリーンのホームドアが設置されている関係で車両外観を撮影するのは無理だったため、京阪800系の外観はここでやっと登場です。


歩道橋からびわ湖浜大津駅前の交差点を眺めて今回の旅は終了です。


●まとめ&今後は?
ここまでご視聴ありがとうございました。
約200年ぶりの天皇の譲位により、新元号「令和」が始まって最初の鉄道旅ということで、今回は近畿圏内の皇室の歴史にかかわる場所を鉄道を使って訪れ、さらに近畿の鉄道の歴史にも触れようということで企画しました。
ヘッドマークやポスターなどに堂々と「令和」と書かれていることなど、代替わりの雰囲気を映像を通して味わっていただけたら幸いです。

さて今後ですが、2020年は東京で“あの大会”が開かれるということで、これにまつわる鉄道企画をしたいと考えており、遠くに出かけることは今はあまり考えていませんが、大会が終わったら5年ぶりに東北の方に行きたいかなとは思っています。
北海道の状況も気になるけど、”もうすぐ10年”だし、先に東北かな…

2021年3月10日 追記】
新型コロナウイルス感染収束の見込みが立たないことなどから、長期の鉄道旅の予定については当面「白紙」といたします。詳しくはこちら→ ar1898835

ではまた。


●広告ありがとうございます
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