近畿令和鉄道旅 Chapter-16の解説


●13番目のチェックポイント 橿原神宮

橿原神宮は、駅から徒歩10分。
初代の神武天皇即位の礼を行ったとされる場所に、1890(明治23)年に創建されました。
神武天皇陵も行ってきましたよ。


日本の神話によると、第3話で触れたイザナギの子とされる天照大神……そこから系譜がつながり、神武天皇が誕生したのは今から2700年ほど前とされています。

その神武天皇は日向から大和へ向かったとされています。
日向というと宮崎県を想像するだろうと思いますが、この神話でいう「日向」には諸説あり、「九州のどこか」という以上のことは言えないのだそう。


2月11日が「神武天皇即位の日=建国記念の日」である理由は、日本の神話で「旧暦の1月1日に神武天皇が即位した」とされているからで、旧暦の1月1日を現在用いられているグレゴリオ暦に換算すると2月11日になるわけです。

注訳その1】元号の始まりは、神武天皇の時代からだいたい1200年くらい後の話です。念のため。
注訳その2】当動画では、日本の神話(古事記日本書紀といったもの)が絡む話では神話であることを表記するとか「~とされている」という一言を入れています。記紀ってSFめいた要素とかもあって結構面白いですけど真実は実際のところわかりません、あったらすごいです。


橿原神宮前11:03発 普通/京都行(近鉄8600系 8610F)
では、次のチェックポイントに向かいます。
ひとまず京都に向かいますので、橿原線の各駅停車に乗車です。


乗車率50%程度といったところでしょうか。座席には座れました。


大和西大寺11:40着

すっごい平面交差。

一般列車から特急まで。京都市営地下鉄近鉄もチラッと映ります。
映像でお楽しみください


大和西大寺11:55発 特急/京都行(近鉄22000系)


うーん、南大阪線が新型だったので旧型に乗りたい気もしたんですけど、仕方ない。

近鉄京都線は初乗車だったので、車内から五重塔が見られるのは新鮮に感じましたね。


●京都12:42発 普通/亀岡行(JR西日本221系 キトK13)

久方ぶりに感じるJR。嵯峨野線梅小路京都西まで移動します。

梅小路京都西駅を建設するにあたって、JRは、デルタ線(現在の梅小路京都西付近から東海道線大阪方面に伸びる線路)を“旅客列車・貨物列車ともに走らなくなり、梅小路京都西駅の建設の支障になる”として廃止しました。
梅小路京都西12:45着

あっという間に梅小路京都西に到着。
ちなみに、嵯峨野線初のホームドア設置駅だったりします。

次回、京都鉄道博物館に入ります。ではノシ

近畿令和鉄道旅 Chapter-15の解説


Chapter-15の解説。では早速。


●甲子園7:14発 区間急行大阪梅田行(阪神8000系 8213F)

武庫川駅に行ってみたかったので、甲子園で直通特急から区間急行に乗り換えていきます。
(前回のブロマガで解説したように、武庫川駅直通特急通過駅)


武庫川7:18着

武庫川駅は、西宮市と尼崎市の境目に位置します。
阪神本線のホームがあるのは武庫川に架かる橋の上で、2002(平成14)年「近畿の駅百選」に認定されました。一方、大雨の際は武庫川の水とホームまでの距離が1m以下に迫ることもあるんだとか。


阪神本線のホームの西側=つまり武庫川の西岸には、南の武庫川団地方面に伸びる武庫川線のホームがあります。
武庫川線を走るのは、昔懐かしの赤胴車。
こちらの7861・7961形は1960年代に製造されました。
阪神本線でかつて走っていた赤胴車は「オレンジと白の塗装」に変更されたため、こうした塗装は武庫川線を走る旧型車両でしか見ることができません。


武庫川7:58発 普通/大阪梅田行(阪神5001形 5025F)

こんどは青胴車の5001形です。
1977年に最初の編成が登場し、こちらの5025編成は1980年に製造されました。

見どころは「加速」。5001形の加速度は4.5km/h/s(キロメートル毎時毎秒)。
ジェットカー”と呼ばれる普通電車専用車にはいくつかの種類がありますが、
5500系や、最新型の5700系は4.0km/h/sのため、
5001形ジェットカーの中で最も速く加速することができるわけです。


●梅田(現;大阪梅田)8:34着

5面4線の阪神・梅田駅に到着。
阪神と阪急の梅田駅は現在「大阪梅田駅」に改称されています。

地下道を通って、御堂筋線の梅田駅に移動。
すると、ホームは大混雑、そうなると車内も…
ということで、地下で何もみえないだろというのと、電池消費を抑えることも兼ねて、御堂筋線では撮らず大阪阿部野橋までカット。


大阪阿部野橋9:10発 特急/吉野行(近鉄16600系 16602F)

続いては近鉄
近鉄といえば、レール幅が1,435mmの「標準軌」が採用されていますが、南大阪線と、それにつながる支線は1,067mmの「狭軌」。そのため、狭軌に対応した車両が使われています
16600系は、汎用特急車両Ace(22600系)の狭軌バージョンです。


南大阪線の特急としては新型の車両ということで、明るくて広々と感じますね。


ちなみに南大阪線は5年ほど前に古市~橿原神宮前まで乗車した経験があります。
長野線も乗ったなぁ。


橿原神宮前9:45着

次回は“建国ゆかりの地”と呼ばれる橿原神宮に向かいます。では。

近畿令和鉄道旅 Chapter-14の解説


Chapter-13から約1か月おまたせして申し訳ありません。自宅の引越作業に追われていたため編集が滞っておりました。世田谷区への引っ越しが完了したためようやくうp再開です。
では解説。

●粟生16:39発 準急/新開地行(神戸電鉄6500系 6507F)

3日目最後のチェックポイント・神戸電鉄粟生線です。

粟生駅を発着する電車は日中1時間に1本。ラッシュ時でも2本か3本程度です。多くが準急としての運転です。
準急は、粟生線内は各駅に停車。鈴蘭台以南も鵯越・丸山のみを通過する種別です。


車内はがらんとしていました。粟生駅を出た時点では乗客は2~3人。そこから徐々に増えていくも空席が目立つ状態でした。


粟生線は平成20年代ごろから廃止の議論が明るみになり“廃止の危機”に陥っています。
理由としては
▼沿線は観光スポットが乏しく、頼みの通勤・通学客もバスなどに乗客を奪われ利用減少
▼平成初期に輸送改善工事をしたものの、急カーブ・急こう配でこれ以上の速度向上が困難
▼年間10億円を超える赤字
この3つが挙げられます。
沿線では、存続を求める運動が活発化する一方、県と沿線自治体は神戸電鉄に対し、2012(平成24)年度~2016年(平成28)度に総額40億円の無利子融資を行いました。しかし、ほかの路線を含めた鉄道事業が黒字だったことを受け、これ以降の無利子融資は打ち切られました。


そして、これとは別に2018(平成30)年には三木駅の駅舎が全焼する火事がありました。
近隣住宅から出た火が駅舎に燃え移ったもので、現在も駅舎のあった場所は空き地の状態で、再建のめどはたっていません。


鈴蘭台駅から、有馬線に合流。ここから神戸高速線・新開地までの区間では線路は複線で、多くの列車とすれ違います。

●新開地17:47着

粟生から新開地まで1時間8分かかりました。


神戸市営 西神・山手線の話は動画でお楽しみください。

【4日目】
●新開地6:46発 直通特急阪神・(大阪)梅田行(山陽5000系 5018F)


最終日の朝を迎えました。最初に乗る電車は山陽の車両を使った直通特急
なお、2019(令和元年)10月1日に阪神の梅田駅が「大阪梅田駅」に改められましたが、撮影当時は「梅田駅」だったため、動画のテロップでは「大阪梅田」と、大阪の文字をひとまわり小さくしたものにしました。


4日目最初のチェックポイントは橿原神宮ですが、その前に寄りたいところがありました。

●甲子園7:12着

その“寄りたいところ”は直通特急では通過してしまうところだったので、甲子園で乗り換えます。
続きは次回をお楽しみに。ではノシ

近畿令和鉄道旅 Chapter-13の解説


Chapter-13と、その次のChapter-14では、兵庫県南部の鉄道を旅します。
では解説


●新開地13:09発 普通/山陽姫路行(山陽3050系 3058F)

乗車する山陽姫路は阪急の神戸三宮駅始発で、神戸高速線を経由して山陽電鉄本線に乗り入れます。

神戸高速線は、阪神本線の元町・阪急神戸線の神戸三宮から高速神戸~新開地を経て~西代に至り山陽電鉄本線と直結する、神戸市を東西に結ぶ路線ですが
もうひとつ、新開地から北の湊川までを結び、さらに先の神戸電鉄有馬線と直結する、いわゆる“南北線が存在します。
阪神・阪急~山陽系統の方は、神戸高速鉄道的には“東西線”と呼んでいますが、一般的ではないので、
 動画では「神戸市を東西に結ぶ神戸高速線」と紹介しています。南北線の方は神戸電鉄神戸高速線」として紹介する予定です)



こちらが西代駅。途中駅にしかみえませんが、山陽電鉄本線の始発駅です。
始発駅ながら、相対式ホーム1面2線。西代で折り返す定期列車は存在せず、しかも赤い直通特急は西代を通過します。どうみても途中駅じゃねーか。


海が見えるのは須磨浦公園~山陽塩屋 間。道路とJR神戸線(山陽線)を挟んで海が見えます。


霞ヶ丘で黄色い直通特急の通過待ちです。
阪神本線の梅田(2019年10月に大阪梅田駅に改称)~山陽姫路 間を走る直通特急には、赤い直通特急黄色い直通特急が存在し、この2つは、西元町・大開・西代に停車するかしないかの違いで分かれています。赤い方はこの3駅を通過します


東二見では赤い直通特急の待避。5000系は4日目に乗りますのでお楽しみに。


そして、新型車両6000系に遭遇。

東二見~山陽姫路 間は このあとの神戸電鉄粟生線でたっぷりとることも考え、カメラのバッテリー温存をすべくあまり撮影をせず。なので終点までカットです。


山陽姫路14:53着、徒歩でJR姫路駅へ

山陽姫路駅は、JRの姫路駅から北に250m離れた場所にあり、徒歩10分は見た方がよいでしょう。


●姫路15:26発 新快速敦賀行(JR西日本223系 ホシW27+ホシV60)

では、新快速に乗車。今回の旅では新快速にあまり乗りません…。
乗車時間も10分とあっという間です。


加古川15:42発 普通/加古川行(JR西日本103系 ホシM4)

粟生(あお)駅に向かうべく、次は加古川線に乗車。
加古川線はローカル線ながら、全線が直流電化されています。


電化のきっかけは阪神・淡路大震災JR神戸線が大きな被害を受け寸断したため、播但線と共に”う回路“としての役割を任されました。
地震の多い日本。今後も同様の地震が起きない保証はありません。その時に課題となったのが電化されていなかったこと。こうなると、JR神戸線で用いられていた電車はそのまま使えません。
電化を求める声が出たことにより、JR西日本は2001年に加古川線の電化を発表、そして2004年に電化されました。


●粟生16:07着

北条鉄道神戸電鉄粟生線の乗り換え駅・粟生に到着したころには、日が沈み始めていました。
次回は粟生線に乗って、再び新開地に向かいます。
ではノシ

近畿令和鉄道旅 Chapter-12の解説

多忙でChapter-11から間が空いてしまいました。すみません。
では解説。

●梅田10:20発 急行/宝塚行(阪急9000系 9003F)

前回、阪急大阪梅田駅での3列車同時発車をご紹介しましたが、
今回は宝塚線の急行に乗って、十三までのレースをご覧いただきましょう。


画面左を走る神戸線と、右を走る京都線に一歩出遅れた宝塚線
このままの勢いで中津駅を通過していきました。中津は、神戸線宝塚線の線路に、非常に狭いホームが設置されている駅です。



神戸線は1着で中津へ。
宝塚線は、減速を始めていた京都線に追いつきます。
2位争いの行方は…動画でご確認ください。


阪急といえば、木目調の化粧板緑色の座席。上品なだけでなく、京都や宝塚の風景ともマッチしています。

●宝塚10:53着

宝塚線は、1910(明治43)年に箕面有馬電気鉄道が開業させた“阪急最初の路線”。
箕面有馬電気鉄道で専務を務めていた小林一三は、宝塚線が開業すると”畑以外なにもなかった”沿線の開発を推進し、人口増加や地域の活性化につなげました。これが、日本の私鉄のビジネスモデルとなります。
こうした中で、1913(大正2)年に結成されたのが「宝塚唱歌隊」=現在の宝塚歌劇団です。
当初“温泉の余興のための歌劇団”だったものが、結成5年後には東京進出。1923(大正12)年には初代・宝塚大劇場がオープンしました(現在の宝塚大劇場は2代目)。

日本の文化にも大きな影響を与えた“宝塚”は、阪急が育てたといっても過言ではないでしょう。

●宝塚11:26発 普通/西宮北口行(阪急5000系 5012F)

後のスケジュールの都合から、宝塚の滞在時間はわずかとなりました。
旅をどんどん進めていきます。今度は今津線
宝塚大劇場宝塚音楽学校の間をかすめると、武庫川を渡ります。


ゴルフ場のある小林や、阪神競馬場の最寄りである仁川を通ると、14分で西宮北口に到着。

西宮北口11:40着


西宮北口は、「涼宮ハルヒの憂鬱」の舞台となった場所。
駅の北側にある公園は、ハルヒキョンに対し「遅い!罰金!」と言うシーンが思い浮かびますね。

作品としての“ハルヒ”は2003(平成15)年から刊行されているライトノベルが最初ですが、京アニがアニメ化したのは2006(平成18)年のこと。
この旅の2か月後、京アニのスタジオがあんなことになろうとは…

西宮北口12:32発 特急/新開地行(阪急9000系 9004F)

昼食をとった後、阪急神戸線に乗って新開地に向かいます。


夙川・神戸三宮を経て、さらに神戸高速線の地下区間に入っていきます。
多くの乗客が神戸三宮駅で降りていきました。
神戸市内を東西に結ぶ神戸高速線は、第3セクター神戸高速鉄道が線路を保有し、阪急・阪神が運営。この2社に加えて山陽の車両が乗り入れる特殊な鉄道路線です。神戸高速鉄道は自分の車両を持っていません。

●新開地12:56着

あっという間に新開地に到着です。
新開地駅の駅名板や自動放送は、なんと阪神仕様。かつては神戸高速としての自動放送があったようですが、最近阪神仕様に変わったようです。

ここからは山陽の普通電車に乗っていきます。その模様はまた次回。

近畿令和鉄道旅 Chapter-11の解説


今回は鉄道が生み出す美しい光景をご紹介します。
では解説。

万博記念公園

モノレールで唯一“支線”があるからこそみられる光景です。


画面中央2線が大阪モノレール線本線・左右2線が彩都線となっています。
ちなみに、彩都線の正式名称は「国際文化公園都市モノレール線」といいます。長い…
国際文化公園都市茨木市北部のニュータウンのことで、あのへん一帯を「彩都」ともいうのだそう。


ここでちょっと補足。
「朝は3~8分間隔」という表記ですが、3分間隔になるのは万博記念公園千里中央間のみ。具体的に説明すると、この区間では本線系統が7~8分間隔でやってくるのに加え、彩都線からの直通電車が運転されます。

大阪モノレールでは新型車両3000系の導入が進んでいますが、今回3000系の姿を見かけることはできませんでした。

万博記念公園9:11発 大阪空港行(大阪モノレール1000系 1121F)

京急の広告車です。京急どこ行ってもいる気がするんですが?


画面左側に車庫が見えます。

千里中央9:16着


大阪モノレールから北大阪急行南北線への乗り換え。商店が立ち並ぶところを歩くので、非常ににぎやかです。

千里中央9:24発 なかもず行(Osaka Metro30000系 31606F)

北大阪急行南北線に乗車。
北大阪急行も「ポールスター」や「ポールスターⅡ」を持っているんですが、北大阪急行の路線が短いこともあってめったに来ません。
この電車も直通先のOsaka Metroの車両です。


30000系は御堂筋線用の新型車両で、旧型の10系を置き換えるべく導入が進んでいます。

途中で出てきたOsaka Metro堺筋線長堀鶴見緑地線の車両は1日目に323系を撮るついでに撮ってきたものです。ただ撮った後に“どこで使うのかな…”って感じになってしまっていました。



●梅田9:44着 阪急大阪梅田駅へ。

撮影後に「大阪梅田」への改称が発表された、阪急の梅田駅です。
私鉄の頭端式ホームとしては最大規模の10面9線。京都線神戸線宝塚線が3線ずつを分け合っています。



3つの路線、多くの列車が行き交う梅田駅。最新型から古参車両まで幅広く見ることができました。

ではノシ。

近畿令和鉄道旅 Chapter-10の解説


Chapter-10に突入しました。2日目(2019年5月11日)がやっと終わります。
では解説。

●京橋17:22発 普通/枚方市行(京阪1000系 1504F)

京阪1000系は、1967年に製造された旧700系の車体を流用し足回りを新造して登場した車両で、急行から普通まで幅広く活躍しています。
これから向かう門真市に特急は停まらないため、普通電車に乗っていきます。


外側緩行・内側急行は小田急の登戸~梅ヶ丘と同じ。小田急民としては親近感を覚えますw

門真市17:39着

翌朝に大阪モノレールに乗るので、この日は門真市のホテルを予約しました。
宿泊するホテルは駅から南に10分ほどのところにあります。
チェックインしてすこし休憩したのち、一旦ホテルを出て大阪環状線に向かいました。

●さよなら“オレンジ一色”201系

オレンジの201系というと、関東地方では中央線快速の方がパッと浮かぶかと思いますが、大阪環状線JRゆめ咲線(桜島線)では2005(平成17)年からオレンジの201系が運転されていました。

環状線にやってきた201系は、もともとは東海道山陽線(JR京都線JR神戸線)の緩行電車用として、最初はスカイブルーの色をまとっていました。2003(平成15)年から体質改善工事が行われましたが、321系の投入に伴いJR京都線JR神戸線を追われ、その一部が大阪環状線にやってきました。


8両編成5本が環状線に投入された201系は、同じくオレンジ一色の103系の一部を置き換えました。

そんな201系、末期はJRゆめ咲線の運用が中心となっていました。今回狙った車両もJRゆめ咲線から大阪環状線の大阪・京橋を経由して天王寺で終点となる運用でした。

今回、環状線323系が導入されたことにより、1両片側3ドア用のホームドアの導入が進められることになります。
323系については(https://www.nicovideo.jp/watch/sm35291403

ちなみにChapter-1(https://www.nicovideo.jp/watch/sm35143458でちらっと映ったUSJラッピングの201系も、オレンジ一色の車両と共に運用を終了しました。

【3日目】
門真市8:12発 大阪空港行(大阪モノレール1000系 1105F)

3日目に突入。第7チェックポイント・万博記念公園に向かうため、この日最初は大阪モノレールに乗車します。
大阪モノレール線の路線距離はモノレールとしては日本最長の21.2km。万博記念公園駅から分岐する彩都線を含めると28kmにのぼります。

進行方向右にはパナソニックの工場。本社は登記上門真市にあるとHPには記載されていますが、本社事務所が隣の吹田市にあったりとちょっとややこしいので、テロップは「門真市に拠点を置く」としました。
進行方向左には近畿自動車道が見えます。大阪モノレール線は多くの区間で高速道路と並行していて、門真市万博記念公園駅手前の区間近畿道、そこから柴原駅までは中国自動車道と並行しています。


車両基地や貨物ターミナルを俯瞰してみることができるのも大阪モノレールならでは。

南茨木8:24着

万博記念公園駅に向かう前に、南茨木で下車。
大阪モノレールは2018(平成30)年6月の大阪北部地震で、線路や車両に被害が出ました。

南茨木駅でも、立っていられないほどの大きな揺れを感じたということです(大阪モノレールが動画が出していますのでそちらを参照)。


南茨木阪急京都線との乗換駅ですが、地震発生から1年経っても、特に阪急側でその爪痕が残っています。

阪急側の駅は橋上駅舎で、東側と西側に出入口があります。
駅の東側にある「南茨木阪急ビル」の建物は、特に内部の損傷が激しいということで、ビル内のテナントがすべて休業を余儀なくされています。駅の東側ではエレベーターが使用できなくなり、車いす利用者などは駅の西側にまわる必要があるなど、移動の自由が制限される事態になっているのです。

阪急は2020年末ごろまでに駅の東側のエレベーターを復旧させ、駅ビルは2022年を目指して建て替え工事を行うことにしています。

南茨木8:44発 大阪空港行(大阪モノレール1000系 1101F)
※動画テロップでは「茨木市」と表示されていますが、正しくは「南茨木」です。
 失礼しました。


ここでなんとトップナンバー登場。
実は、大阪モノレールの1000系初期車は2021年度までに新型車両3000系に置き換えられる予定なので、トップナンバーの活躍も残りわずかになる見込みです。
3000系どちゃくそかっこいいですよ。


万博記念公園8:50着

南茨木から2駅、太陽の塔が見えると万博記念公園駅に到着です。
Jリーグガンバ大阪のホームであるパナソニックスタジアム吹田(市立吹田サッカースタジアム)の最寄り駅ということで、駅構内あちこちにガンバの選手がいました。

次回は、万博記念公園駅の“おもしろ配線”に迫ります。ではノシ