近畿令和鉄道旅 Chapter-6の解説
この回から2日目の旅が始まります。第4のチェックポイント・高野山までの旅です。
では解説。
●難波5:06発 各停/河内長野行(南海6200系50番台 6552F)
難波からの南海高野線方面初電に使われる6200系50番台は、80年代前半に製造された8200系にVVVFインバータ制御装置を搭載するなどの改造した車両です。
三国ヶ丘駅に入る直前に木が生い茂っているところがありますが、これが大山古墳(仁徳天皇陵)です。これを含む「百舌鳥・古市古墳群」は、2019(令和元)年5月14日にユネスコの諮問機関が世界遺産への登録を勧告しました。
土曜日の早朝、難波から極楽橋まで運転される“大運転„の列車は来ないので、河内長野で1度乗り換えることになります。
河内長野は近鉄長野線に乗りに来て以来4年ぶりです。
終点まで眠そうな会社員ばかり乗っていました…
昔は最大10両編成だったようですが、2013年に南海から10両編成は消滅したそう。
●河内長野5:54発 各停/極楽橋行(南海2000系 2044F)
橋本から先、極楽橋まで行ける車両が車両長17.5mで山岳区間も安全に走行できる装備を持った「ズームカー」に限られるため、河内長野からの極楽橋行きも「ズームカー」の2000系による運転です。つまり、鉄道車両も山登りのためにちゃんとした装備をしないといけないわけです。
小原田検車区などで見かけた6000系は、最初の編成がデビューは1962年と南海の現役車両としては最古参で、登場から50年を越えても、製造された全72両が高野線で活躍しています。
しかし、2019年度から新型車両への置き換えが始まるため、全車両がそろった状態での運用はまもなく終わることになります。
映像からもわかる通り、お客はあまり乗っていませんでした。いても1両に1~2人程度です。
すげぇカーブ。
極楽橋駅は1日平均乗降人員が2,228人ですが、駅周辺になにかあるわけではなく、乗り換え客を除くと乗降人員は32人/日となります(2017年度)。
●極楽橋7:06発 高野山行(南海 N11-N21)
この回最後は高野山ケーブル。
2か月前に新しいケーブル車両が導入されたばかりでした。
ケーブルカー車内は外国人観光客でにぎわっていました。